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見えるコミュニケーションで自閉症の子どもと居心地よく暮らすための試行錯誤を書いています。

ママは銀行マン事件

『今日の勝手にアイコ』

(このカテゴリーは、ふと思ったことをつらつらっと書いただけの、明日になったら違うこと思っているかもしれないという危ういものですw)

 

 

息子が初めてママって言ったのはこども園の年中さんの時だったと思う。


迎えに行くのは毎日4時30分。私の姿に気付いた保育士さんは必ず「ママが来たよー」と息子に声をかけていて、その声はまだ園庭の真ん中に達していない私にも聞こえていました。

 

自閉スペクトラム症に聴覚過敏(普通はフィルターにかかるような音も拾ってしまい、耳を塞ぐなど苦痛も伴う)を併せ持つ息子にとって、園での生活は疲れるものだったと思う。パチンコ屋のような音のシャワーの中で、「ママ」って聞こえたら静かな場所(家)に帰れる。「帰る=ママ(という音)」になっていたんだろうね。迎えに行くとそそくさと靴を履き、園庭の遊具の誘惑に時々負けながらも車に乗り込む。

 

当時、(株)おめめどうのミテカという名刺サイズのカードに絵カードを貼って「見通し」を伝えていた私は、お迎えのところに自分の写真を貼ったミテカを並べて掲示し、「ママが来たよ〜」と車の中で見せていました。写真の下に書いた「ママ」という文字を指差しながら。

 

そんな事を続けていたあるお迎えの時、保育士さんの「ママが来たよ」に合わせて「ママ」と呟くようになりました。「ママって言いましたね!」「言った!言った!!」とウルウルするおとなたち。拗ねる主人。ばあばだよ〜と連呼する祖母。しかし、優越感に浸る私を正気に戻す事件(もうこれは事件です)があったのだ。

 

ある日の公園でそれは起こった。

 

いつものように、夕方、そろそろ日も暮れてきてお家に帰ろうか〜と、公園から人気が無くなった頃に、さあ遊ぼうか〜と公園に行く息子と私。

 

公衆トイレの横のベンチに座ってスマホをいじっているスーツ姿の銀行マン(隣に止めてたカブにほにゃらら銀行と書いてあった)の所へテケテケと駆け寄る息子。そしてその銀行マンに向かって言ったのだ。

 

「ママ」と。

 

焦る銀行マン。「あははっ。ママはそっちやで〜」と優しく教えてくれる銀行マン。しかし、その優しさはスルー。

 

それから私がいつ本当の意味で「ママ」と呼ばれるようになったかはグラデーションがかっている。ああ、あの感動はなんだったんかなあ。結構へこんだけど、今ではネタです。

 

読んで頂きありがとうございました。

see you

 

 


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